高知学209 室戸への道を歩く9 羽根から吉良川へ 西山台地と2車線の広域農道

2022.4.17

 室戸への海岸に沿う段丘の中で、農地の規模が大きいのが羽根川の先に広がる西山台地です.標高はおよそ150m、国道から狭い道を登ると、突然2車線の広い道路が現れます.これが広域農道です.

台地に上がる

 台地といってもただ平らな土地が広がっているわけではなく、侵食によるいくつもの谷があり、台地は分断されて舌状に海に向かって広がっています.昔、海岸との行き来は断崖を上がり降りするしかありませんでした.写真は台地にあった案内板です.

 
 青色(一部緑)が現在耕作地になっている台地で、谷によって寸断されていることがわかります.

 台地の最上部を横に結ぶ広域農道が1990年代につくられました.案内板で示される「現在地」を通っている道です.各集落はここから枝分かれして入るようになりました.

 広域農道とは、広い範囲の営農地を団地として整備するための農道で、都道府県が管理し、幅員は5m以上(2車線)と定められています.

広域農道の終点

 上がったところが終点の集落で、突然切れているので延長の計画があったのかもしれません.

東二又橋
下を覗く

 谷は橋で越えています.もっとも大きい橋が東二又で、高さ100mくらいあるでしょうか、下を覗くと風が吹き上がり、お尻の辺りがムズムズしてきます.

広域農道を歩く

 水田や麦畑もありますがサツマイモが多く、私もこの地の産が好きです.植え付けが終わり、イノシシ除けの電撃柵が巡らされています.車の通りはほとんどありません.

水田とイモ
サツマイモ

 地図を見ると、この先の細い道が下に通じているのですが行き止まりでした.作業中の女性に訊くと「下に行くには農道しかないよ」と言われました.昔使われた谷間の急傾斜の道はもう廃道なのでしょう.

奥はセンリョウの畑

 正月の飾りで使うセンリョウも特産で、竹で覆った畑をよく見ます.日光が当たると葉の色が褪せるのです.

行当岬

 行当岬が見えます.上が崎山台地で、やはり農道があります.

 広い道を下りに下ると海岸に出ました.バスを40分待って戻りました.

(つづく)

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