高知学212 室戸への道を歩く12 室戸岬先端へ

前回歩いた室津の町の外れから、ついにというか室戸岬の先端に向かいます.この間5kmくらいであり、昔50-60代の頃、東海道、中山道、奥州街道などを歩いたときは一日25kmくらいだったのですが. 

室津港
岬の先端へ

 岬の遊歩道を海岸に向かいます.青い海が覗きます.

盛り上がる

 振り返ると灯台のある盛り上がった岬の先端が迫ってきます.

先端の岩礁

 先端は岩が点々と海に沈んでいます.いや沈んでいるのではなく地震の度に上がって現れているのです.次の南海トラフ地震によってこれらが次の先端となります.

層状の岩

 フィリピンプレートの上に積もった土砂が層状の岩となり、トラフでの沈み込みで剥がされてやってきています.生まれた巨大な岩が無秩序に破壊し折り重なっています.海中にはこれから上がる岩が待機しています.

海で待機
斑レイ岩

 かすりが入った岩があります.マグマが貫入してできた斑レイ岩で、硬いので砕けずに丸く磨かれています.

砕かれた石

 砕けて岩の間に散らばった石の中にも欠けたばかりの尖ったかけらが混じっています.

船が行く

 沖合を絶えず船が行き来します.阪神と高知、九州を結ぶ航路になっているのです.

ともあれ12回でここまでやってきました.岬をまわったところにあるゲストハウスに泊りました.スペイン人と日本人の奥さんがやっていて、この前はカンボジアで開いていたそうです.

 パエリア、ハモンセラーノの生ハム、スペインワインで祝杯を挙げました.

ゲストハウス
パエリア

(おわり)

高知学211 室戸への道を歩く11 行当岬から室津 室戸市の中心にある津照寺

 崎山台地から下って室戸の町へ向かいます.この先に台地はありません.尖った室戸岬の上には平地がないのです.岩礁の行当岬から、通ってきた羽根岬、大山岬が見えます.

行当岬の岩礁
室戸岬

 一方、反対を向くと室戸岬の山は雲に覆われています. 

 国道55号と並行した旧道を歩きます.

旧道

 1/3くらいは住む人の居ない家のように思われ、新しい建物はみな老人施設です.小さな花屋さんがありました. 

旧道の花屋さん

 室戸市の中心が室津港で、25番津照寺があり賑わっています.山門は派手ですが、海で亡くなった人たちはいまこのような竜宮城で暮らしていますよ、ということではないでしょうか.

津照寺

 ただ周辺は失礼ながら古いコンセプトの店々で、また来てもらおう、そしてまた来よう、という気持ちに欠けるように思うのですが.

 傍に魚屋があります.キンメダイを買いに時々来ます.

キンメダイの煮つけ
電柱の目盛り

 さらに歩いて菜生(なばえ)からバスで戻りました.傍の電柱に津波高さの表示と目盛りがあります.この辺りは1934年の室戸台風で60mの暴風と12mの高波の大災害を受けたところで、鎮魂碑があります.

 南海トラフ地震では室戸岬が1.5m隆起するため、その分津波は和らぐともされますが.

室戸岬からのバス

 次回で岬に到達します.

(つづく)