2022.3.5
安芸川、伊尾木川を渡ると国道55号線の脇に旧道が伸びています.道路改良に伴ってところどころにこのような残された道があり、歩くには好適です.角に「ほまれ羊羹」の店があり、がりがりの糖質が好きだったのですが、廃業されています.

旧道沿いに伊尾木洞があります.

伊尾木洞は海食洞、つまり波によって段丘の崖が侵食されてできた、長さが40mある洞窟です.元は波打際だったのですが、隆起によって現在の位置になっています.次第に崖が崩れて家並や道ができる平地ができています.
旧道が尽きるところで今度は海岸の堤防を歩きます.遍路道でもあり、托鉢姿の男性とすれ違いました.脇目もふらず一心に進んでいます.遠くに出てきた安芸市の街が見えます.

岩礁の大山岬に近づくと、釣人が竿を振り出していました.


ごめん・なはり線が斜めに国道を越えています.この辺り室戸を通り徳島に繋ぐ阿佐線として国鉄時代から工事が行われ、橋部分だけが完成して長く放置されていました.国道の両側に橋脚をつくり、それをつなぐ梁の上に線路の橋を乗せる古い構造です.今ならロングスパンの橋で越えるでしょうが.

この先は唐浜の松林ですが、林の中はすっかり藪で、横切って浜に出るのは大変でした.

日が傾き西風が強くなり、遠くは黄砂で霞むようになってきました.

浜の先にこれから歩く羽根岬が見えています.
27番の神峯寺は山に500m近く上りますが、その麓にある唐浜駅から列車で戻ります.ハウスの上の雲も黄色くなってきたようです.

(つづく)