高知学112 カントリーライフ1 草とムシとの戦い

 高知に来て23年、カントリーライフを過ごしてきました.その生活の上で重要だと思うことを記します.

 1.草との戦い

水田と耕作放棄地

 カントリーは自然に恵まれています.しかしその「自然」は住民の苦労で保たれいます.

 自宅から海に向かって歩いてゆくと水田があって、その先には野原と森が広がります.緑豊かな風景に見えます.

 しかしこの野原、元は水田でした.仕事を変えたのか高齢化によるのかはわかりませんが、耕作が放棄されて今はススキの広がる荒地になっています.灌木も生えています.右の森は何の手入れも行われていません.茂り放題で、ツタやクズに覆われて枯死寸前の木もあります.

 本当の緑は相応の苦労によって始めて維持されるのです.

山の草原

自宅から道を登ると草原に出ます.ここも茂り放題です.少し前までは道があり、犬と共に眺めの良い丘や林を抜けて谷間に出られたのですが.

 ここでは土地争いがあったらしく「侵入者は刑事告訴する」などの看板が立ち、鉄条網を張ったりしていましたがどうなったでしょうか.

庭の畑

 そういうことで自宅に庭をつくるには、草との戦いの覚悟が必要です.庭は人工のもので、自然の姿ではありません.

2. ムシとの闘い

 草と共に自然に付きまとうのは虫です.カントリーではムシとの戦いが必要です.

谷への斜面

 自宅下には谷間に通じる斜面があり、昼なお暗く木々が茂っています.

 当然虫も育っています.この土地の所有者はわかりませんが、伐採してしまえば虫は減るでしょう.しかし裸になった傾斜地は豪雨で地すべりの危険があります.水を十分に含む(従って虫が育ちやすい)斜面が望ましいのです.

ハネアリ

 虫の中でもっとも用心しなくてはならないのはハネアリです.春の夜、灯りを目指し窓全面を覆うほど大挙してやってきます.これは一匹たりとも家に入れてはなりません.シロアリとなって家を食い荒らすのです.防虫剤を散布してやっつけましたが、翌朝跳ね飛ばされた一部が窓に残っていました.

防虫剤

 そのようなことで防虫剤が積み上がっています.

 ムカデはスコップで切断して森に投げればよい.スズメバチも来ますがこれは強力スプレーで退治.ゴキブリは家内が生ごみを土に埋めて処理するようになって絶滅しました.コウモリは軒先に巣をつくって目を光らせていました.ヘビは鳩の巣を求めて同じく軒まで上がってきましたが、散水ノズルから水を噴射したらドタッと下に落ちました.

 付近の森にはシカやイノシシもいて、斜面にイノシシが掘り返した跡がありましたが、最近は来ないようです.

(2021年2月28日 初版)         (2022年4月3日 改訂版)

2021年8月21日 | カテゴリー : 高知学 | 投稿者 : 河田 耕一