高知学108 香南市の最奥-前編 奈良峠へ

1.香南市

 香南市は高知の東部にあり、町村が合併して今の姿になっています.土佐湾に面した海岸部は幅9kmですが、山の奥行は直線距離で30kmあります.しかし山道の屈曲があるので、車の走行距離は40kmになり、2時間はかかります.

手結港

 住んでいる香南市夜須町には、江戸初期に土佐藩家老、野中兼山が築いた手結堀込港があります.この辺りをスタートにして最奥まで行きます.

春の田んぼ

 のどかな田園で、これからその裾を辿る山々が先に見えます.

2.夜須川

 集落と道は川に沿って山に伸びます.

夜須川の橋

 3.細川

石垣の家

 さらに進むと平地が少なくなり、石垣を城壁のように高く積み、その上に家をつくっています.石垣の上は水が内部に入らないように反り返っています.天保年間につくられたということです.

 この辺りは熟達の石工を輩出した土地であり、手結港の石垣もこの人たちが築いたのでしょう.

 4.香宗川へ

 夜須川の流れは終わりとなり、狭い山道を通って香宗川流域に出ます.

(山越えの道)

 倒れた木が道にかかり、首をすくめて通り過ぎます.

(峠のトンネル)

 峠には小さなトンネルがあります.

(峠の道)

 ヘアピンカーブを繰り返して下り、末清に入ります.

末清の家

 間もなく別役です.香南市のコミュニティバスはここまで週5日、一日2.5往復運行されています.さらにその先奈良峠の麓まで、予約すれば乗れるデマンド運行になっています.

別役

この辺りも家々は石垣の上に建っています.田畑の畔も石垣です.

(つづく)

2021年4月1日 | カテゴリー : 高知学 | 投稿者 : 河田 耕一